犬は容易にどなたでも飼う事が出来ます。
ただしそれは「犬を飼う」という事が、ただ単に「その生命を全うさせる」というのであれば、という意味においてです。
つまり、「所有する」とか「生かしておく」程度の事なら、生存に必要な最低限の運動をさせさえすれば、それで良いのです。
しかしそんな飼い方をするなら何も数多い動物の中から「犬」を選ぶ意味はないのです。
「犬を飼う」事が「犬を家族の一員として家族に迎え入れる」「あなたの人生のパートナー」とするならば、誰もが簡単に出来る事ではありません。
良い犬に育てる第一歩は、あなたが良い飼い主になる事なのです。
そのためには、まず犬という動物を正しく理解する事が大切です。
たとえどれほど賢く、また愛らしくても犬は「イヌ科の動物」なのです。
人間社会の仲間として、あるいは家族の1人として犬を考えるのであれば、犬にしつけをする事は常識なのではないでしょうか。